一昨年の夏の終わり。NEWSの10周年を祝った私は秋葉原の宿へ向かった。
それから宿に戻り、シャワーを浴び、あーだこーだやって(あーだこーだってなんだよ)寝たのは2時近くだった。
しかし、コンサートで騒いでどう考えても疲れているはずなのに4時前に目覚めてしまった。
それから寝て、2020年のオリンピックが東京に決まったのを確認し(確認したいと思ったわけじゃないけど)、また寝て、6時に起きて娘にモーニングコールをし、7時半には宿を出ていた。
ここまで読んでわかっていただけるだろうが(読まなくてもわかるか)、実は全然寝ていない。勿論眠いに決まっている。
始発で東京へ向かい、ドームに着いてからグッズ列に並んで目覚し時計を買い、女三人で抹茶パフェを食べながら何故かNEWSではなくT.M.Revolutionやaccessの昔話をし、コンサートでたくさん騒いだ。
それなのに眠れない。
ここは睡眠環境がいいことが売りの宿のはずなのに(去年この宿に泊まった時はぐっすり眠れたのよ?)。
11時に北の大地の最寄りの空港に到着したが、空の上でもやっぱり私は眠れなかったので電車の中でうとうとしていた。
あ、よく考えたら行きの飛行機でも眠れなかったんだった。飛行機で眠れないのはいつものことだと今更気づいた。遅い。遅すぎる。
私はものすごく眠かったが、家には帰らず札幌市民ホールへ向かった。
今度はコンサートではなくコンクールである。
次女の学校はかなり早い順番での演奏だった(たしか三番目くらいだったはず)。
開会式が終わり、他校の合唱部が歌い出す。学校祭のクラス合唱の何倍も上手い心地良い歌声が会場を包み込む。睡魔が襲って船を漕ぎそうになった。
次女の学校の演奏中は高揚感で睡魔は飛んでいったがやっぱり眠いのには変わらなかった。
このままここにいると熟睡して顰蹙を買ってしまうと思い、出番が終わったらさっさと帰ることにした。
そこで事件は起こった。
横のオジサンの前を失礼し通路に移動すると、段差でバランスを崩して転げ落ちて通路の反対側の椅子に激突した。
肩が痛いし眠いし早く帰りたいしで通常なら生まれるはずの羞恥心は一切生まれず、とりあえずここを出ていかなくては迷惑をかけてしまう!と慌てて会場を後にした。
フラフラしながらもなんとか帰宅してぐっすり眠ったが、起きてから痛いところを見てみると痣があり転げ落ちたのが夢ではなかったことを再確認した。悪夢でしかない。
東京ドームで夢を見た翌日の悪夢は一生忘れないだろう。
しかし私は反省せずというか身体とスケジュールがそうは出来ず、昨年は23時半に退勤し眠れないまま東京へ向かい昼過ぎには目がショボショボになり翌日も目薬、目薬、また目薬という失態をおかしてしまった。
皆様、遠征の際は無理をなさらずに。