俺のシゲアキがこんなに可愛いわけがない

🐠NEWS担兼チンアナゴ担🐠

2013年7月27日からの想い

ちょうど2年前の今日のことだった。
本物の雨の中で歌う小山慶一郎のソロ曲『Beautiful Rain』はそれはそれは美しかった。
雨が降り注ぐ中で『2人/130000000の奇跡』を仰向けで歌う姿も美しかった。
雨が強くなる前のMCでは急に風が強くなり「Yo!Say!夏が〜♪」とT.M.Revolutionの『HOT LIMIT』を歌いご満悦なTakahisa Makes Revolution増田貴久を見られ元TMRファンで作曲&編曲者の浅倉大介ファンである私はとても嬉しかった。
手越特製スペシャルドリンクを飲んであまりの不味さに吐いてしまう小山さんに大笑いして楽しかった。
あの日の彼らは映像作品に残されないことを悔やむほど美しかったが、あの日の出来事を思い出すたびに古傷をえぐられる気持ちにもなる。

雷雨が強くなり翌日に順延されることを告げられ規制退場体制が敷かれた。その瞬間会場には悲鳴が響き渡り、泣き出す者もいた(というかジャニヲタ何かと泣きすぎじゃないか)。私は長いこと退場出来ず残されたうちの一人だった。
地震直後のアナウンサーのように落ち着いた口調で状況を説明する小山さん。
翌日来られない人がいることを心配し「ごめん」と膝から崩れ落ちうなだれる手越さん。
体調を崩した人を見つけてはスタッフを呼ぶ彼ら。
ファンも近くの人の様子がおかしいと気づいたら声を張り上げスタッフを呼ぶ。
まだ退場出来ない人たちに声をかけ手を振ってくれ最後までステージに立ち続けた彼ら。
体温が奪われ身体は冷たくなる一方だったけどそんな彼らやファンの助け合いを見られて心は暖かかった。

でもそんな暖かい光景だけではなかった。
客が少なくなってきてからスタンドの後ろのほうの既に退場出来るはずの人がスタンド前方に降りてきてファンサを求めるのだ。一度ならともかく、何度も何度も彼らの名前を呼んでお手振りを求めるのだ。規制が解除されてからもそんな人がいてイラッとしたものだから私も大きな声で「みんなが帰らないとNEWSも帰れないよ」って言ったけどそんな人たちはまったく聞こえていなくて彼らに夢中になってしまっている。
彼らはいつも私たちファンのことを本気で愛してくれる。とても素敵なファンを持ったと誇りにしてくれている。でもそんな彼らの優しさに甘えすぎたファンがいたのは事実でありとても腹立たしいことだった。彼らが優しすぎるからこそなんだけど。
目の前で見た事実だからこそその後のどこで起きているのかわからない騒動よりも許せなかったし今も許していない。私が許さなかったからって今語っても仕方ないしその人たちには他のファンの気持ちなんて関係ないんだろうけどとにかく許せなかった。

ホテルに戻る途中に家に連絡をしホテルで延泊の手続きをし部屋に戻りシャワーを浴びた。落ち着いてきてからTwitterを覗くと心配の声と共にファン以外も騒がせたいわゆる“パーナ騒動”についても流れてきた。Twitterトレンドには数日間“パーナ”が残っていたほど話題になっていた。何があったかは有名すぎる話なので詳しくは書かない。もしかしたらアンチが作った話もあるかもしれない(すべてそうであってほしい)し話が盛られていたのかもしれないし事実ではなかったと思いたい。彼らや体調を崩したファンや真面目に撤収してきたファンまでも笑い者にされているようで悲しかった(スタンド前方に来たやつらは笑われてもいいと思っていますがね)。

私はあの日以来“パーナ”と呼ばれることが嫌になった。
ファンの名称をつけること自体は何も悪く思っていません(最近付けすぎな気がするけどね)。TM NETWORKのファンは25年以上前から「FANKS」と呼ばれていたしaccessのファンも数年前から「アククラ*1」と呼ぶようになったのでその流れでパーナも違和感なく取り入れていた。パーナ以前には「NEWS嬢」という呼び名があったけど既に嬢なんて年齢じゃなくて都合がよかったからパーナと名乗っていた。
でもあの日以来パーナと呼ぶことも呼ばれることも古傷をえぐるような感覚がして嫌になった。特に名称がないなら「NEWS担」でいいやと(担を付けるのも嫌な人がいるのは承知)。呼ばれ方が変わったところで本質は同じだけどでもそのほうがよかった。

私は今も彼らが大好きだし彼らがいるから私も頑張れる。彼らのおかげで出会ったファンたちも優しい人ばかりでとても感謝している。最初に書いたようにあの日の彼らは美しかったし翌日の公演は最高の結束力でとても楽しかった。10周年公演も最高だったしWHITEも何度も見たい公演だった。
でもあの日の一部のファンのせいで落としたくても落ちないサビのようなものがこびりついて離れないのだ。おそらく20周年の頃もファンをやめる(一生応援したいけど未来のことはわからないから…)時も死ぬ時もそのサビは消えないだろう。